【ストVケン攻略】ジャンプ攻撃と「いつ跳ぶのか」解説_前編
初めに
閲覧ありがとうございます。管理人のGenkyyy(ゲンキー)です。
ケンの強みの一つとして、ジャンプ攻撃の強さを上げましたが、本記事ではそこを掘り下げていきます。ケンというキャラの強みを記載した記事はこちら
上記記事でJ大P、J中K、空中EX竜巻、J大K、J小Kに軽く触れましたが、本記事前編ではそれぞれ
・基本的な性能
・どの場面で使うのか
・状況確認含む行動選択(重要)
の3つの切り口で解説していきます。
ちょっと話が逸れますが、Twitterなどでよく上級者(仮にですがダイヤ以上とします)の方が、なかなか勝てず困っているシルバ~ゴールド帯ぐらいの方に向けてよく
「とりあえず走って跳んで投げてシミーすればダイヤまでは行ける」
みたいなことをアドバイスしているのを見かけます。
これ自体は全くのそのとおりだと思うのですが、個人的には
「いつ跳ぶのよ」
という面について、あまり解説がないように常々感じていました。
(SNSでは限界がありますしね)
このゲームにおいてサクっとランクが上がっている人たちって、今までやっていた格ゲーの経験、人読みのセンス、フレームの知識などから「あ、こいつここで上出ねえな」という空気をいち早く察知し、跳びを通しているのだと思っています。
筆者は本格的にプレイした格ゲーはストVが初めてなこともあり、人読みと、どこで跳びが通りやすいかというのは人一倍考えてきました。
ですので、後編で「ここ」のポイントを、「いつ跳ぶのか」というテーマにして解説したいと思います。あくまで筆者自身の考えですが、キャラ共通の攻略になると思いますので、他キャラ使いの方もご参考に頂けると幸いです。
ジャンプ攻撃についての後編はこちら
前置きが長くなってしまいましたが、解説に移ります。
ケンのジャンプ攻撃技解説
J大P(本項目でお伝えしたいことの8割を記載)
・基本的な性能(D=ダメージ S=スタン値)
→発生9F、持続4F、J攻撃の判定としてはこのゲーム中最強クラス、D90 / S150
・どの場面で使うのか
①自分からジャンプ攻撃で攻める時
→いつ仕掛けるのかは後編にて解説します。
②大竜巻ヒット(画面端到達)→垂直から出して遅らせグラを狩る
→大竜巻ヒットで画面端まで行った場合、垂直J大Pを出すことでちょうど相手の遅らせグラップを刈り取れるタイミングになります。この垂直が刺されば次の読み合いでラウンドリーチです。また、発生前に前進するタイプのEX昇竜※をスカすことができるので非常に強い選択肢になります。
③屈大P対空→Vスキルダッシュ→垂直から出して遅らせグラを狩る
→対空についての記事でも書きましたが、相手が対空で落とされた後に、密着状況で遅らせグラを入れていると読んだ時に使います。
・状況確認含む行動選択
①当たることが確信できる(弾や大攻撃に噛み合ったor相手の対空行動が見えた)場合
→相手の対空行動が見えた場合、ありうる結果としては基本的に「落とされる」か、「こちらのJ攻撃が当たる」かのどちらかです、大事なのは「ガードが無い」ということなので、当たった時に最大リターンを取れるよう、自信を持ってコンボを入力しましょう。
1)屈中P-4中Pタゲコン大竜巻(D303 /S480)
→相手の真上を殴れた時は狙いたい。完全起き攻め付きの高リターンコンボ。
2)屈大P-大竜巻(D283 /S445)
→相手の胴や足元に当たった場合、1)のコンボだと4中Pが届かない場合があります。このコンボは距離問わず繋がって、かつ簡単なので、選択肢に入れておきたいです。
3)屈大P-中竜巻ーEX昇竜(D347 /S545) ※1ゲージ使用
→ダメージ良し、スタン値良し、運び良し、起き攻め良しな欲張りコンボ。
ケンは能動的にゲージを吐くのが難しいキャラなので、余らせるくらいなら積極的に使っていきましょう。EX昇竜を撃つまでにゲージ0.5本分溜まりますので、よっぽど序盤でなければほぼ打てるのも強み。
②ヒット/ガードの判断がつかない場合
1)屈小K(J大Pのヒット確認)→J大Pがガードされてたら投げ、J大Pが当たってたら立小K昇竜
→ポイントは屈小Kまで入れ込んで、その時間を生かしてJ大Pが当たっているかどうか確認することです。J大Pが当たっていれば立小K→大昇竜まで繋げて、ガードされていたら屈小K後に投げに行きましょう。
2)屈小K(J大Pのガード確認)→微下がり→立中K(相手の投げスカ確認)タゲコン→大昇竜orEX竜巻
→1)と対の択、いわゆる「シミー」と呼ばれるもの。これができるようになれば絶対にプラチナ帯までは到達できます。
もう一つ微下がり→立大Pのシミーもありますが、その後の弱竜巻のタイミングが若干難しいのと、ヒット確認ができることもあり筆者は立中Kを選択しています。どちらを選択するかは好みでOKです。大事なのはシミーという選択肢を持っていることです。
3)屈小K→立小K(ガード確認)→屈中P→Vスキル→屈小K→立小K…(Vスキルダッシュを止められるまで好きなようにする)
→屈中PキャンセルVスキルダッシュを止められない人、立小Kガード後に暴れてこないには一生やりましょう。ダッシュ後屈小K→立小Kでしっかりヒット確認し、ヒット時には大昇竜までつなげたい。途中の屈小Kから投げに行ってもいいですし、シミーしてもいいです。もちろん対策すれば止まるのですが、ワンパターンにならなければ無差別帯でも全然通ってます。ケンのぼったくりポイントです。
J攻撃が確定する状況以外でも、最終的にはジャンプ攻撃単体でヒット確認したいですが、いかんせんその後のコンボ選択や行動考えるのはハードルが高いです。だったらヒットなのかガードなのかわからない場合、着地後に屈小Kを入れ込んで確認の猶予を伸ばし
「ヒット時に絶対に必殺技に繋げる」
と
「ガード時に屈小Kを起点とした択に行く」
の2つを徹底するほうが、跳びをダメージソースにするチャンスが増えます。
J中K
・基本的な性能
→発生6F、持続5F、D 60/ S 100、めくり判定の厚さは道着勢ならでは。
・どの場面で使うのか
→タイミングは後編で解説しますが、距離としては早めJ大Pが表ガード、J中Kが裏ガードになる距離で跳びます。目安はケンの立中Pがギリギリガードになるくらいの距離です。そこまで踏み込んで跳びましょう。
・状況確認含む行動選択
→基本的にはJ大Pと同じですが、めくりに行っている場合は必ず屈中P-4中Pのコンボがつながる距離なので、ヒットが確信できるときはこちらを使いたいところです。
空中EX竜巻
・基本的な性能
→発生8F、持続6F、D 70/ S 100、空中きりもみダウン(追撃可)。
・どの場面で使うのか
①相手の通常技対空を潰すタイミングで打つ
→主な使用用途はこれ。先述した早めJ大Pが表、J中Kがめくりの距離で空中EX竜巻という選択肢も持っておくと、相手は対処が非常に難しいです。
難しい対処を相手に迫るのが格闘ゲームの基本ですので、少しでも相手が困ってると思ったらバンバン打ちましょう。
②画面端で投げられた後にとりあえず打つ
→自分が画面端を背負った際、相手の完全起き攻め状況であればとりあえず一回投げられた後(投げを捨てているのでもちろん垂直は屈大Pで狩る)リバサ前ジャンプ→空中EX竜巻を撃ってみましょう。もちろん相手にもよりますがそのまま当たったり、昇竜対空をスカせたりと、何かが起こる確率は非常に高いです。このゲームにおいて画面端は一番のピンチなので、固まって死ぬくらいならゲージを吐いてでも脱出を試みるのが大切です。
・状況確認含む行動選択
①ヒットした場合
1)大昇竜
→安定。Vスキルダッシュから起き攻めへ移行できる。
2)歩いて立中K→キャンセルVスキルor 歩いて立大P→キャンセルVスキル
→距離によっては表裏をかけることができます。筆者は大昇竜からの起き攻めのほうが安定するので使っていません。どちらを選択するかは好みなのでお好きなほうを。
3)4中P(空振り)→大P(タゲコンヒット)→大竜巻
→相手の上半身に当たった場合に上記コンボが入りますが、タイミングと距離判断がちょとシビアなので私はまだ取り入れてません。ダメージも高いうえに大竜巻締めなので安定するなら絶対に取り入れたいコンボです。筆者の伸びしろの一つ。
まずは1)か2)で好きなほうを練習し、安定する方を取り入れましょう。ポイントは1ゲージ払っているため、空中EX竜巻が当たった時にしっかりと有利状況まで持ち込む(リターンを取る)ことです。
②ガードされた場合
1)おとなしく屈ガード
→ガードされた場合は不利ですのでおとなしくガードが安定。空中EX竜巻の展開が早いこともあり投げてくる人は少ないため、屈ガードでやり過ごしましょう。
2)EX昇竜or大昇竜
→逆択。相手がこちらが微不利状況で必ずボタンを押すタイプだと読んだ時に打ちましょう。
拝啓
株式会社 CAPCOM 御中
ケンのAIR-EX-TATSUの件ですが、いつ頃ガード後有利に戻されるご予定でしょうか。
いつまでもお待ちしております。
敬具
J大K
・基本的な性能
→発生8F、持続6F、D 90/ S 150。
・どの場面で使うのか
①相手のVトリガー発動行動を読んだ時に垂直から置く
→豪鬼の波動空キャンセルVトリガー発動(本当にあれだけはゆるせん)が削除され、ようやく全キャラでVトリガー発動を絡めた有利を取るためには、相手に触る必要があるというルールが統一されました。ということはVトリガーが溜まった相手はもれなくリーチの長い技で触りにきますので、そこを狩るために使います。アビゲイルの大足も、ベガのホバーも、ミカの前転にも付き合う必要はありません。
②キャラ対策
→前述のVトリ発動狩りも含め、波動追い狩り、遠距離から空ジャンプとの2択など、この技がキャラ対策の肝になってくる場面が結構あります。
キャラ対記事はグラマスまで行けたら投稿予定です。応援してください。
・状況確認含む行動選択
1)狙い通り相手がVトリガー発動技を打ってきた
→基本的には当たっているので、近めなら立中Kタゲコン大昇竜、遠めなら屈大K→Vスキルで起き攻めに行きましょう。
2)相手が技を打ってこなかった
→何も起きていないので、もう一度垂直J大Kするもよし、バックジャンプで距離を取るのもよしです。一番いけないのは相手のVトリガー発動技に当たることなので、どのタイミングで相手がVトリガーを発動してくるのかしっかり観察しましょう。
(実際は溜まったら即打ってくるケースが非常に多いですが、、、)
2020年5月16日現在、ケンでLP28000まで来ましたがこの垂直を狩られたのは片手で数えれるくらいです。垂直を狩られるリスク、Vトリガー発動技をヒット/ガードしてしまうリスク、J大Kが当たるリターンを考えたらこの選択肢を持っておく重要性が分かっていただけるかと思います。
主にゴールド帯ぐらいから、このゲームにおいてのVトリガーの強さがだんだんと分かってくる頃だと思っています。そこを「ワンチャンVトリおみくじなんてものは断じて許さん!」とメッセージを込めて垂直J大Kを置けば間違いなく一歩上のステージに上がれることを保証します。
J小K
・基本的な性能
→発生4F、持続7Fのスーファミ技 J小Pより持続が1F長い。D40 / S70。
・どの場面で使うのか
①こちらの前ジャンプと相手の前ジャンプがカチ合った時
②一部キャラの画面端三角跳びを垂直J小Kで咎める
→②はキャラ対策の意味合いが強いですが、どちらの場面でも空中でとっさにこのボタンを押せると強いです。着地後の状況判断は非常に難しい(理想は着地攻め。筆者もまだ全然できていない)ので、とりあえずガード/バックジャンプを使い分けるのが無難です。大事なのは相手の攻めの起点を潰したという事実です。
前編終わりに
いかがでしたでしょうか、前編ではケンのジャンプ攻撃の使い方と、その後の展開についてまとめました。
またまた非常に長くなってしまいましたが、一番伝えたいポイントは
・J攻撃が当たった時は絶対に起き攻めできる必殺技でコンボを締める。
・ガードさせた時の状況をしっかり整理し、択をかける。
ということです。
対空されるリスクを背負って跳んでいるのに、せっかく跳びをヒット/ガードさせても特に何も起きない屈中P→波動で終わっていたらもったいない。と思える感覚が大切です。
後編では、「いつ跳ぶのか」をテーマに解説していきたいと思います。
ジャンプ攻撃前編は以上になります。
長文お付き合いいただき、ありがとうございました。
後編はこちら
ここが読みづらい!、ここをもっと深く知りたい!、そのコンボは安くねえか??などなど、ご意見ご要望がございましたら、遠慮なくコメントか Twitter(@Genkyyy3)までDM/リプいただけると非常にありがたいです。よろしくお願いいたします。
こちらもご覧ください。