【ストVケン攻略】屈大P対空からの攻めで「相手の防御癖を読む」(動画付)
初めに
閲覧ありがとうございます。管理人のGenkyyy(ゲンキー)です。
ケンを理解する(前編)で屈大P対空がケンの強みであることをお伝えしました。
結構な文量になってしまいましたが、まだご覧になってない方は是非読んでみてください。
この記事ではそこをさらに掘り下げて、対空に成功した後の状況を整理し、対空からダメージを取る機会を増やすことを目的に執筆していこうと思います。
最後のほうには実際の練習方法の紹介と、練習風景を動画にしておりますので是非ご覧いただき、少しでも勝率アップに貢献できたなら幸いです。
対空後の状況を整理する
まず、おさらいになりますが屈大P対空が成功した時点で80ダメージ→Vスキル1を入れ込むことで表裏+密着で打撃と投げの2択というスト5における最強の状況を作り出すことができます。ここではその打撃と投げの択を掘り下げ、こちら側が取る選択肢と、相手の防御方法を見ることでその後の攻めを通す確率を上げていく方法を紹介します。
ケン側の選択肢
※D=ダメージ S=スタン
①屈弱K→立弱K入れ込み→ヒット確認大昇竜(D 159/S 253)
→立ガード(後ろ下がり)、小技暴れ、上いれっぱ、バクステ(あんまりない)に勝てる選択肢。まずはこれを重ねに行く。当たった時にしっかり大昇竜まで繋がって、ガードされても相手の防御方法を見ることができるのが最大のメリット。
ガード時に一番見るべきは
「2発目の立弱Kがガードされているときの立/屈」です。
一番多いパターンは1発目屈ガード→2発目立ガードです。
②投げ(前投げD 120/S 120、後ろ投げD 140/S 200)
→グラップと(投げ)無敵技暴れ以外に全部勝てる選択肢。なるべく相手を画面端に向かって投げるのがポイント。
そう、屈大P対空→走って後ろ投げ決めるだけでD200/S350(しかも対空の当たり方によってはちょっと増える)がとれるんです。
これはケンの立弱P→4中Pタゲコン大竜巻(D 214/S 346)と大差ありません。
③垂直J大P(グラップに刺されば屈中Pタゲコン大竜巻でノーゲージD 303/S 480+完全起き攻め)
→遅らせグラップ、一部キャラのEX昇竜に勝てる選択肢。1発目でやるというよりも、試合の2回目以降の有利な読み合いで「こいつ遅らせグラ手癖やな?」と言いながら使うのがポイント。
これを食らった相手は不利状況で遅らせグラを入れることができないでしょう。ということは次に対空が成功した時点で投げが通るので実質200ダメージゲットなんです。
(実際は結構遅らせグラ入れてきますが、、、そういう人はほぼ手癖なので一生垂直しましょう。3回垂直大Pが刺されば相手は死にます。)
また、相手が垂直に対して対空が出なければ、ガードさせてもう一度大幅有利フレームで打撃と投げの2択を迫ることができるのも強いです。
乱暴なことを言えば対空後垂直J大P→垂直J大Pでも全然OK。
④屈弱P→立弱P→立弱K入れ込み→ヒット確認大昇竜
(最初の屈弱Pが当たればD 179/S 294)
→小技暴れ、バクステ擦り、上いれっぱに勝てる選択肢。2発目の立弱Pからヒット確認できると、一発ガード暴れ/バクステの選択肢を狩れて強い。
⑤遅らせグラップ→(下レバガチャ)
→相手の無敵暴れを警戒する選択肢。(下レバガチャ)の部分は相手が無敵を盾に遅らせグラップ一点読みで垂直した時に中昇竜で狩るためのものです。ここだけは頑張って昇竜打ちたいポイント。
①と②を軸にして、遅らせグラップを相手が入れるようだったら③を通していくというのが基本方針になります。
次にちょっと視点を変えて、ケンが①の屈弱K始動を選択したときのパターンを整理します。相手がどの防御を選択していたのかを理解し、そこから読み取れることと、筆者の経験論から「この防御方法を選択している人はこんな思考パターンが多い」という切り口を加えて解説します。
余談ですが、「自分がどの攻めを行いたいか」ではなく
「相手がどの防御方法を選択しているか」
という視点は、ケンでダイヤに到達するためには非常に重要な考え方です。
相手が立食らい
相手の防御方法:表裏が見えていない(しかも下がっている)、立ガード、上いれっぱ、バクステ擦り
読み取れること:とっさの防御で立つ人なんだな。と認識しましょう。手癖で下がっている人は多いです。相手が屈ガードするまで一生屈弱Kを重ねましょう。
経験則:不利状況の初手で立つ人はこの後の読み合いで一発ガード下がりを選択する人が多い(当て投げされたくないし、グラップも入れたくない)です。それ読みで屈弱K(ガード)→屈中K(ヒット)→波動Vトリガー発動なんかも視野に入れておくといい感じです。
相手が立食らい(カウンター)
相手の防御方法:着地で立ち技、もしくは投げで暴れている。
読み取れること:とっさに暴れる人であるのと、しゃがみ方向にレバーを入れていないことが分かります。
経験則:とっさに暴れる人は不利状況で早くターンを取り返したいという思考が強いので、次の有利状況は屈弱P→4中PタゲコンEX波動を入れ込んでみてもいいです。(説明不要かもしれませんが、屈弱Pがカウンターしたらコンボ、一発ガード暴れも咎めることができ、最後までガードされてもケン側+1Fの連携です。)
さらに言うと無敵を持っているキャラの場合、暴れを潰された次の読み合いで無敵技を擦ってくることが多いです。
相手が屈食らい
相手の防御方法:遅らせグラップを含む屈ガード(表裏が見えていない)。
読み取れること:表裏に対して屈ガードをしようとしている(ボタンを押していない。)
経験則:「多分遅らせグラで凌ぎたかったんだろうなぁ」と想像します。また、不利状況でボタンを押さないタイプであることもわかるので、次の有利状況では屈弱K(ヒットガード問わず)→ちょい歩き投げをやってみましょう。そこで投げが通れば当て投げに対応できないことが分かるし、投げ抜けされるのであれば次は垂直大Pなどのグラップ狩りをすることで相手の防御をぐちゃぐちゃにすることができます。
相手が屈食らい(カウンター)
相手の防御方法:着地後に屈技で暴れている。
読み取れること:立食らい(カウンター)とほぼ同じだが、屈方向にはレバーを入れている。
経験則:ほとんど立食らい(カウンター)と同じなのですが、屈方向にレバーを入れているということは、「下段暴れがあるかもしれない」という情報は頭の隅に入れておいたほうが良いです。(下段暴れはケン側が有利状況で無敵技警戒と投げスカ狩りをするために下がった時に刺さる選択肢です。)
相手が屈ガード
相手の防御方法:遅らせ系(ほぼグラップですが)を含む屈ガード。
読み取れること:不利状況の初手はボタンを押さない。
ポイント:非常に大切なことなので2度目になりますが、ケン側が入れ込んだ2発目の立小Kを相手が屈/立ガードしているのか、それとも小技と相打ちになったのか、空中食らいになったのかをしっかり読み取る必要があります。
そして立弱Kまでガードされたのであれば、続けて屈中K→波動拳を打ってみましょう。
ここで相手がケンの立弱Kがガードで-1Fであることを知っているかどうかチェックします。
※ケン使いはこの事実をあまり知られたくないので目立たないようにしました。
この屈中K→波動拳までガードされるようであれば、相手はとりあえず必殺技ガードまで固まっているパターンが多いので、次に立弱Kまでガードされたときは屈中P→前ステorVスキルダッシュ攻め継続を狙ってみましょう。
以上が屈大Pで対空した後の大まかな状況分けと、そこから得られる情報の整理になります。
筆者が伝えたいのは対空を落とすことで相手のダメージチャンスを無くすだけでなく、例えその後こちらの攻めがガードされても
「相手のとっさの防御方法」
という重大な情報を手に入れられるメリットがあるということです。
例えば、被起き攻め状況などではキャラ毎に守りのパターンを整理している人も多いのですが、「自分がジャンプ攻撃を仕掛けている」という状況で「落とされた後の防御択」を意識できる人はほぼいません。
そこで顔を出す「手癖の防御行動」を後々狩る行動をしっかり身に着けておけば、間違いなく勝率がアップすることはご想像頂けると思います。
※当然ですが下段攻撃の屈小Kを着地に重ねに行っているので、「立ちガード」はあり得ません。立っている=下段技を食らっています。 (意外とシルバー~ゴールドあたりの方でもこれを理解していない人がストV界隈で多いと感じましたので、注釈しました。)
それでは練習方法の紹介になります。
練習STEP1:手癖付け
この対空練習については、他の攻略サイト様でも言われていますが。
①ひたすらレコーディングのジャンプ攻撃を対空し、手癖にする。
②少しづつレコーディングと対応を実践に近づける。
というステップをひたすら反復するのが最も近道であると思っています。
まずは、どのキャラでもいい(ファン、チュンリー、ダルシム以外で直近煮え湯を飲まされたキャラがおススメ)ので垂直ジャンプ→前ジャンプ攻撃をレコーディングしましょう。
ひたすら落として走る
最初は一日3分だけでもいいので、ひたすら落としてVスキルを入れ込む練習をしてみてください。
ジャンプ攻撃のみ対空練習 pic.twitter.com/0C1iM3clul
— Genkyyy (@Genkyyy3) 2020年5月10日
意識するポイントは、
距離調節の下がりやバクステに細かくしゃがみ(なるべく屈ガード)を仕込むことで大Pボタンを押すだけで対空出来る時間を長くすること
です。
また、このこまめな屈ガードには「幻想の波動拳効果」もあります。
弾を持っているキャラの屈モーションをみてジャンプしてくる人はけっこういます。(波動コマンドがしゃがみを経由するためです。)
練習STEP2:実践に近づける
こまめに屈ガードを入れながら距離調節→対空の流れに慣れてきたら、さらに実戦に近づけていきます。
防御まで含めてレコーディングする(動画)
レコーディング3種 pic.twitter.com/FEHk7fU4VE
— Genkyyy (@Genkyyy3) 2020年5月10日
レコード1:ジャンプ攻撃をガードさせ、しばらく下がる(立ガード想定)
レコード2:ジャンプ攻撃をガードさせ、小技連打(暴れ想定)
レコード3:ジャンプ攻撃をガードさせ、屈ガード
落として走って攻める
練習風景(実戦向け) pic.twitter.com/7MkfsHdlNU
— Genkyyy (@Genkyyy3) 2020年5月10日
撮影中にも何度か対空ミスってますが、練習のミスを気にすることはありません。実戦で対空が出ればいいのです。
練習内容A:対空してVスキルで走った後、屈小Kをしっかり着地に合わせて立小Kまで入れ込み、ヒット確認で昇竜まで繋ぐ。
☆コツは立小Kとレバー前を同時に入れることです。
練習内容B:昇竜まで繋いだらその後の起き攻めの練習もかねて、昇竜の着地と同時にVスキルで相手に近づく。
練習内容C:大昇竜→CAまで繋いでみる(屈弱Kが当たれば3.5割減らせる)
練習内容D:距離調整しながらこまめに屈小Pを撃ち、どのくらいまで対空が間に合うのか覚える。
練習内容E:着地を画面端に近いほうに向かって直接投げてみる。
最初はAだけから始め、徐々にB~Eと同時に練習することを増やすと良いです。
まずはこの対空と着地に屈小Kを合わせ、当たってたら大昇竜まで繋ぎ、起き攻めに移行するという技術を練習してみてください。
終わりに
今回はストVというゲームで対戦をするにあたり、一番重要な技術である「対空」をケンでどのように行うか。そしてその重要性について記載いたしました。
割と冗談抜きで、筆者のLPの4割くらいはこの屈大P対空からの攻め
(とそこから得られる相手の防御癖読み)でできています。
本記事は読んで頂いているケン使いの方、他キャラ使いの方にも、
読み合いを考える上で、重要なポイントを記載したつもりです。
再三書きますが、「相手はとっさにどんな防御癖が出るんだろう」という視点を持ってるか否かはダイヤモンドリーグを目指すうえで非常に重要です。
もちろんルーキー~プラチナ帯のリーグすべてで、この視点があるかどうかで読み合いで相手より一歩先に行けることは間違いないです。
本記事が読んで頂いた方々のお力になれれば幸いです。
以上になります。ご覧いただき、ありがとうございました。
ここが読みづらい! ここをもっと深く知りたい! ウルダイ行って舞い上がってブログ開設とか頭大丈夫か? もーすぐスト6出るのでは?などなど、ご意見がございましたら、遠慮なくコメントかTwitter(@Genkyyy3)までDM/リプいただけると泣いて喜びます。他の掘り下げ記事も週末の時間を使って執筆しようと思っております。よろしくお願いいたします。
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2020.05.10 Genkyyy