GenkyyyのストVケン攻略ブログ

「ケンでダイヤまで到達」をテーマに、ストリートファイター5のケン攻略記事を書いています。

【ストVケン攻略】ケンを理解する_後編

後編初めに

閲覧ありがとうございます。管理人のGenkyyyです。

 

前編ではケンの強みを中心に解説しました。

後編ではケンの弱みと、それをカバーする技術について解説します。

 

 

ケンの弱みについて

単刀直入に、以下3点だと考えています。

 

A)3Fの通常技がない

B)立ち回りで気軽に押し付ける技がない

C)屈大P対空だと一部の空中軌道変化技に対応できない

 

もちろんケンも人間ですから弱点はありますが、結論から言うと

CPTとか目指してなければ全く問題ありません。

(このフレーズどこかで聞いたことある気が、、、)

ぜひこのままケンを使い続けてあげてください。

順番に解説していきます。

A)3Fの通常技がない(防御、切り返しの解説)

「スト5 キャラ選び」みたいなワードで検索すると、まずこの情報が飛び込んでくるのではないでしょうか。

発生3Fの弱竜巻と弱昇竜がありますが、不利状況で振るのは弱竜巻Vトリガー1発動を除いてリスクリターンは合っていません。

(弱竜巻発動すら自分はやったことないです。)

この「3Fの通常技が無い」というのは基本的に「防御時の暴れ択として、手札が足りない」と同義のような形で流通しているので、「キャラとしてパーツが足りないのではないか。」というような印象を持つかもしれないのですが、、、安心してください。

3F技なんかなくてもダイヤリーグまでは余裕で凌げます。

 

騙されたと思って下記の防御方法6つを練習してみてください。

■相手にコンボを決められた後の起き上がり時の防御

a)後ろ受け身→バクステ (一番強い)

→プラチナ帯までで狩る選択肢を用意している人は少ない。

 

b)後ろ受け身→屈ガード→1発打撃をガードしたら4141下がり(1P時)

→4141下がり=後ろ下がりと屈ガードを交互に入れながら下がる。

ポイントは相手が跳んで攻め継続したら仕込んでる屈ガード(レバー1)から屈大P対空を出して、こちらのターンへ持ち込むこと。

 

c)その場受身→屈小P×2入れ込み→当たってたら立小K→大昇竜

→上記abの防御択を見せることで、相手はちょっと無理をしてくる(後ろ受け身を狩りにくる)→その場受けへの警戒が薄くなったところで暴れ択を通す。

ポイントは起き上がりに暴れるときは絶対にリターンを取ること(当たってたら昇竜まで繋ぐ)です。

 

■立ち回りで不意に有利を取られた(前ステ/跳びを通してしまった)

a)打撃を一発屈ガードして、2発目の打撃ガードのタイミングで屈小P→立小K入れ込み→当たってたら大昇竜

→相手が前ステ打撃or跳び攻撃ガード後にもう一度打撃を選択していた場合、それがガードされたパターンを想定している人は少ない。大体歩いて投げに来きたりもう一回前ステしたりするので、それを返す暴れ択。

 

b)打撃を一発ガードして、4141下がり(1P時)

→もし跳んで来たら仕込んでる屈ガードから大Pボタン押して屈大P対空

 

■通常投げを食らった

a)死ぬ気で受け身を取ってリバサバクステ→バクステモーション中に状況確認

→ほとんどのキャラで投げ後にリバサバクステされると何も届かない

(1点読みを通す必要があるし、何より多くの人がその選択肢自体を想定していない

 

 

防御全般に関しては別記事で掘り下げます。

【防御方法掘り下げ記事リンク予定地】

 

これらを各状況で順番に使うだけでもかなりの攻めを凌げると思います。

不利状況時に大事なポイントは3つです。

①ワンパターンにならない(最重要)

②打撃を2~3発ガードした後のジャンプ攻撃/前ステによる攻め継続を許さない

③投げられたら絶対に受け身を取って状況をリセットする

上記の防御方法のミソは「有利を取られた1回目の読み合いで投げられてもOK」ということです。なぜなら投げは(受け身を取れば)ループしないためです。

そもそも前ジャンプ及び前ステを簡単に許さないことのほうが100倍大切です。

【前編】にて、相手の安易な前ジャンプと前ステを咎める技術を解説しているので、良ければご覧ください。

 

そしてここはケンの強みでもあると思っているのですが、自分が暴れ択を選択したときに、相手が攻めて来ていればほぼ確実に立弱K大昇竜まで当たる距離にいるのです。

(立弱K大昇竜、練習したくなってきたのでは?)

 

前編でも解説した通り、一回大昇竜を当てることができればそこからはトレモで磨いた「起き攻めループ」という名の刀で相手をバッサバッサと切るだけです。

甘えた攻めをしたことを後悔させる楽しい時間がやってきます。

「ああ、なぜ俺はあそこで重ねをミスったのか、

 なぜ歩いて投げに行ってしまったのか」と

 

また、遅らせグラップはもちろん読み合いを学ぶ上で必修科目みたいなものですが、実戦で自分が使うかどうかは別です。プラチナ帯あたりになると、状況にもよりますがリスクリターンがあっていないことに薄々気づいているのではないでしょうか。

個人的には、「立ち回りで前ステ通してしまった後はグラップを入れてもいい」と思っています。なぜなら現在でも、前ステ後の択は多くの人が直投げor小技当てちょい歩き投げだからです。

 

次に移ります。

B)地上で気軽に振れる通常技がそんなにない

豪鬼

屈大P:立ち回り時は大体クラカン、ガード+3F(???)

立中K:判定鬼、当たらない距離で弱竜巻仕込んでブンブン、飛ばれても対空間に合う、当てに行ってヒットでもガードでも灼熱仕込んどけばOK

 

■かりん

屈中P:中足まで入れ込み可能→当たったら起き攻め付き、ガードで+2

立中P:中足まで入れ込み可能→カウンターしたら起き攻め付、判定鬼、ガードで+1

 

…と、魔晄を浴びたソルジャーもびっくりの極端な例を挙げましたが、ケン使いであれば他キャラの通常技性能を羨む時期が絶対にあると思っています。

ですが大丈夫。ケンにはそれを補って余りあるジャンプ攻撃の強さ立ち回りの迎撃能力、そして立中Kタゲコンがあります。

J攻撃と立ち回りについては前編で触れましたので、ここでは立中Kタゲコンについて解説します。

 

■ケン立中Kタゲコン性能

・立中K

発生:8F 持続:3F ヒット:+2F ガード:-2F

・立中K→派生大K(獅子砕き)

ヒット:ダウン ガード-6F しゃがみ状態の相手にヒット/ガードしない

 

…と、数字だけ見ると「だから何だ」という感じですが、具体的な使用方法を詰めていくと、この技かなり強いです。

■強い点

☆立中Kをガードさせても確定反撃がない→相手が立ち技で反撃しようとすると派生の出し切り大Kがヒットする

・試合中の純粋なヒット確認は難しいが、状況確認を意識することで必殺技まで繋ぐことができる

■弱い点

・立中Kガード→派生大Kをしゃがまれるとスカる

・立中Kガード→派生大Kをガードされると-6Fの不利を背負う

→筆者はケンで3000試合ほど行っていますが、この派生出し切り大Kにお仕置きされたことは数えるくらいしかありません。それよりも確実に立中Kガード→派生出し切り大Kがカウンターヒットした数のほうが多いです。

 

またケン以外のキャラのターゲットコンボは基本的には入れ込まないとコンボにならないのですが、ケンには派生大Kをを出すか出さないかという猶予時間が長く設定されています。これはケンの明確な強みであるといえます。

 

■いつ振るのか

これは前編の内容とも密接に関わってくるのですが、大きく分けて2つです。

①相手が画面を押し返してくる前歩きに当てる

②相手がこちらの屈小Pを潰すために打つ隙の大きい大攻撃の発生前、もしくはスカッた所に当てる

 

つまり両方とも前編で解説した前歩きガード屈小Pで画面を押していることが前提になります。

理想的な展開ができていると

「あれ?やべえいつの間にかもうちょっとで画面端だ、、、 でもさっき入れ替えジャンプ落とされてそっからコンボくらったし、、、どーせ相手屈小Pしか撃ってこないし歩いたり大攻撃振って押し返しても大丈夫でしょ!!」

 …その瞬間、「はいダメーwwwwww」と言って立中Kを押してみましょう。きっと当たっています。ガードされても大K→EX波動まで入れ込んでみましょう、たぶん当たっているでしょう。派生ガードされても相手は画面を押し返すことしか考えていないし、こちらは立中K先端で振っているので確反なんてまず取れません。

自分の中では”裏切りの獅子砕き”と勝手に呼んでいるのですが、ネーミングはお任せします。

 

具体的なことを書くと、今まで下がり一辺倒だった相手前歩きを見て「もうちょっと前歩きしたらこちらの立中Kが届く間合い」で立中Kを振ります。 先述したように、理想の試合ができていれば相手はこちらの屈小Pの外は安全圏だと思って行動してくるので、そこを狩るのが一番のポイントとなります。

 

…上記の立中Kはほんの一例で、地上戦クラス1stのキャラ達に比べると頼りないケンの通常技ですが、振り方や相手の心理誘導を工夫することでしっかりと機能させることができます。これはケンに限らず全キャラ共通の攻略だと思っているので、ケン使いでない方も「この通常技はいつ機能するんだろう」と考えてみてもいいかもしれません。

 

C)屈大P対空だと一部の空中軌道変化技に対応できない

これには昇竜出せやという明確な答えがあるのですが、筆者は前編でもお話した通りほとんど対空昇竜が出ません。ただし、今のところ本当にキツいのは…

①セスの低空剣

→セス使いの皆さん、対空が屈大Pのケンに対してはこれを連発するだけで詰ませることができます。というかケンの屈大Pで落ちないということは、他の通常技対空キャラは全部落ちないのでは?むしろ昇竜出せる人もごく一部では?とさえ思っています。先日ランクマでアルマスセスに一生低空剣でボコボコにされて、涙目になりながら久しぶりに自分から一戦抜けしたのを覚えています。(トラウマ)

唯一の救いは最低空剣を安定して連発できる人がまだあまりいないということです。最低空でなければなんとか屈大P対空で落ちます。

 

②カゲの空刃脚

→タイミングによっては落ちるのですが、大体タイミングをズラされてコパコパ竜巻のコンボをいつも食らっています。さすがに1Rで2回食らったら上みて昇竜出してます。

 

豪鬼の通常残空(Vトリ残空は後ろジャンプするしかないので割愛)

→よく対空屈大Pを潰されてヒザからの痛いコンボを食らっています。ただし豪鬼側も距離調整をしっかりしないと通常残空は打てないので、歩くことでそもそも撃たせないように意識しています。

この3つくらいです。 結論を言えばそれ以外の空中軌道変化技は全部屈大Pで何とかなります。

(ラシードのVS2は専用の対策が必要です。ネタがなくなってきたら書こうと思います。)

後編終わりに

まとめると

・ケンは3F通常技を持っていないが、知識と練習で十分カバーできる。

・地上で単純に押し付ける技はないが、工夫次第でどのキャラとでも戦える。

・一部キャラ以外の対空は屈大Pで全部OK。しかもそこから特大リターンを得られる。

 

というようなことを書きました。筆者がお伝えしたいのは、ケンというキャラは守る時も相手の癖をしっかり読み切ることで、どこからでも自分の試合にすることができるという点です。

とりあえず相手に触れるローリスクな突進技を出し、当たっていたら起き攻めに行けるようなクソキャラクターではありません。しかし相手の穴を見つけて突き、不利状況を覆して読み勝った時の気持ちよさはスト5中で随一だと自信を持ってお伝えしたいです。

 

いかがでしたでしょうか。前後編に分けて筆者目線でのケンの強み、弱み、一部テクニックを記載しましたが

「で、ダイヤに行くには結局なにすればいいのよ?」

というような感想を持たれるかもしれません。今後、各掘り下げの記事と筆者が実際にPC版を購入しランクマを走った実体験をもとに、リーグ毎の通りやすい行動をアップしようと考えています。

 

後編は以上になります。

ここが読みづらい!とか、ここをもっと深く知りたい!PC版買ってランクマとか初狩りか?などなど、ご意見がございましたら、遠慮なくコメントかTwitter(@Genkyyy3)までDM/リプいただけると泣いて喜びます。よろしくお願いいたします。

 

2020.05.09 Genkyyy